白内障とは、眼の中にある水晶体が白く濁る疾患のことで、主な原因は加齢による酸化現象といわれています。50代では約半数、70歳では8割程度、80歳以上ではほぼ全員に水晶体の濁りが発生し、代表的な老人病の一つです。しかし、近年では、20代や30代、更には10代の若者にも発症が確認されています。
治療方法
点眼薬による治療方法
白内障の予防や進行を抑制することができます。日常生活に支障がなければすぐに手術をうける必要はありません。ただ症状を改善させる、視力を回復させることはできません。
手術による治療方法
初期症状の場合は点眼薬で進行を遅らせることができますが、症状が進行し日常生活に支障がでてきたら手術を行う必要があります。
白内障の症状の主なものとしまして、うす暗いところではよく見えますが、明るいところになると眼が見えにくくなるというものです。 写真をご覧ください。
主な症状
えとう眼科クリニックでは、白内障の手術を日帰りで行なっております。 手術に関しては、白く濁った水晶体を取り除き、水晶体の代わりとなる眼内レンズを埋め込む手術となっております。 所要時間は約10分~20分です。
白内障の診断を受け手術を行う前に検査を行います。 検査はいくつかありますが、手術のための情報を得る検査と術後の見え方を決定する検査に分かれています。
■問診・・・・・実際の見え方を伺います。■屈折検査・・・・・現在の視力測定■眼圧検査・・・・・白内障以外の病気の有無の確認■細隙灯顕微鏡検査・・・・・白内障の進行度合い■眼底検査・・・・・白内障以外の病気の有無の確認■角膜内皮細胞検査・・・・・角膜の手術への耐久性、術後の視力への影響■眼軸長測定・角膜曲率半径・・・・・眼内レンズの度数決定現在は検査や手術の精度があがり、術後の見え方の“質”も上がってきています。 日常生活でより過ごしやすく優れた生活の質(Quality Of Life)を得られるように眼内レンズの種類や度数を決定していきます。
術前検査の約一週間後に手術の説明をします。 術前の点眼薬、内服薬をお渡しし、当日のスケジュールや手術内容、注意点等を説明いたします。
約10〜20分の手術です。 点眼麻酔によって麻酔をかけます。麻酔によって手術中はほとんど痛みを感じません。角膜(黒目)と結膜・強角膜(白目)の境目あたりに小さな穴を開け、超音波のでる棒を入れて水晶体核を細かく砕いていきます。
砕いた水晶体を吸い取っていきます。
中身がなくなった水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入し、切開創を閉じて終了です。 術後は眼帯をつけていただき、翌日の検診までつけていただきます。
術後翌日に検診を行います。院内で眼帯を外し、検査・診察を受けていただきます。 当日は散瞳(瞳を開く)検査を行いますので数時間はまぶしく、見えにくく感じることがあります。
定期的に経過観察をさせていただきます。
片眼:3割負担・・・約42,000円 1割負担・・・約14,000円
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日帰り白内障手術から網膜疾患、オルソケラトロジーレンズなど、幅広い眼疾患に対応いたします。地域の皆さまの目の健康を守る“かかりつけ眼科医”としてより良い処置をいたします。